メニュー

閉じる
  1. ホーム
  2. 健診のご案内
  3. 健診結果について
  4. 生活習慣改善アドバイス
  5. 肝機能異常が指摘された方へ~生活習慣を見直して肝臓を守りましょう~

肝機能異常が指摘された方へ~生活習慣を見直して肝臓を守りましょう~

「自覚症状がないから大丈夫」と思っていませんか?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、異常があっても症状がほとんど現れないことが特徴です。そのため数値の異常に気づいても軽視してしまいがちですが、放置していると肝臓病の発症リスクを高める原因となります。初期段階であれば、禁酒・食生活の改善・運動などによって、肝臓の機能を改善し、健康な状態に戻すことが可能です。生活習慣を見直し、できることから始めましょう!

放っておくと肝硬変のリスクが高まります

肝硬変のリスク

生活習慣を振り返りましょう

アルコールは適量を守って上手に飲みましょう

アルコールは肝臓で分解されると、一部は脂肪酸となります。肝臓が処理できない量のアルコールを取り続けると脂肪酸から中性脂肪がつくられ、脂肪肝等の原因となります。

  • 食事と一緒にゆっくり飲む
  • 入浴・運動のあと、薬の内服中、妊娠・授乳中はノンアルコール
  • お酒はできるだけ薄く
    (合間にお水などノンアルコール飲料を飲むなど)
  • 週に二回は休肝日を設ける

節度ある適度な飲酒量はどのくらい?

男性は1日に純アルコール40g未満、女性は20g未満が推奨されています。これは、男性ならビール中瓶1本(500ml)程度、女性の場合はその半分から2/3の量に相当します。これを超えると生活習慣病のリスクが高まります。なお、体重・性別・年齢・アルコールの分解能力の違いにより適量には個人差がありますので、健康リスクを考慮して自分に合った飲酒量を決めましょう。

純アルコール20g(1合)の目安(いずれか1種類)

日本酒
度数:15%
量:180ml

ビール
度数:5%
量:500ml

焼酎
度数:25%
量:約110ml

ワイン
度数:14%
量:約180ml

ウイスキー
度数:43%
量:60ml

缶チューハイ
度数:5%
量:約500ml
度数:7%
量:約350ml

ストロング系のお酒 度数9%、1缶に含まれるアルコール量

350ml → 25g(1.3合)
※2缶飲むと40g(2合)を超えます

500ml → 36g(1.8合)
※1缶だけで40g(2合)に達します。

パッケージにグラム表記されている商品も
ありますので購入時に確認してください。

1日3食バランスよく食べましょう

規則正しい食事を心がける

「朝食抜き」「夕食の過食」「寝る前の食事」は肝臓に脂肪がたまりやすくなります。
1日3食を規則正しく食べましょう。食べすぎにも注意です!

野菜・食物繊維を積極的にとる

野菜や果物に多く含まれる食物繊維は肝臓の働きを助け、肝臓の負担を軽減します。(海藻類・さつまいも・ごぼう・しいたけ・りんご など)

高タンパク食品をとる

高タンパク質は肝臓の修復をサポートします。(鮭・さば・卵・豆腐・チーズ・鶏ささみ・豚ロース など)

脂質の多い食品を食べ過ぎない

油分をとりすぎると、体が中性脂肪を作りすぎて脂肪肝の原因となります。(バター・マヨネーズ・ベーコン・揚げ物 など)

甘い物を控える

糖分をとりすぎると体で使い切れず、肝臓で脂肪に変換されます。

適度な運動を心がけましょう

脂肪肝を防ぎ、体力をつけるためにも適度な運動が必要です。運動のためにまとまった時間を取るのが難しい方も、普段の生活でいつもより意識して体を動かしてみましょう。

手軽にできる運動

  • 歩くときは歩幅を広く、早く歩く
  • 階段があれば使う
  • 座りっぱなしの人は30分に1回立ち上がる
  • 歯磨きする間に足踏み

※運動は無理のない範囲で行ってください。
※基礎疾患をお持ちの方はかかりつけ医に相談の上、運動を行ってください。

ページのトップへ